最後にいわゆるオタク界の巨匠たちをみてみましょう。オタクといえばその名付け親「中森明夫」をまず上げます。彼は大正大学在学中に「東京おとなクラブ」を発刊、一躍サブカルチャーの寵児となりました。一般にはその頃例の宮崎勤事件があり、この事件から何となくマイナスイメージで見られがちでした(宮崎はオタクではなく単なる変質者)が、本来オタクとは中森のようにサブカルをこよなく愛し、何かに熱中する愛すべき人のことなのです。それが証拠に彼は慶應義塾大学でポップメディア史の講師もしています。
次はもちろんこの人、その名もオタキング「岡田斗司夫」でしょう。後のエヴァンゲリオンを生み出す「ガイナックス」取締役社長でした。最近ではNHK「真剣10代しゃべり場」や「BSアニメ夜話」出演などで相変わらず多忙な日々を送っている様子。時代が求めているのでしょうね。次は漫画家の唐沢なをきの兄でもある「唐沢俊一」です。オタクアミーゴスというグループを結成、メンバーである前出の岡田斗司夫や、眠田直の他、「と学会」の会員でもある作家の山本弘やライターの植木不等式らと「トンデモ本の世界シリーズ」を次々世に送り出し、またそのオタク界での人脈の広さでも有名です。他に社会学の評論家「東浩紀」や前出の「宅八郎」など、濃くて一筋縄ではいきそうもない重鎮がずらり。彼らが切り開いたオタクロードを、後続たちが社会にもっともっと認知され、室内から明るい陽の当たる場所へ、そして世界へ…。
長期低成長時代にあっても「日本のオタク文化」の勢いはこれからも留まることを知らなさそうです。なぜならもちろん「未来はいつも予想を超えたカタチでやって来る」のですから。