■オタク・ザ・グレート
「オタクっぽい」「○○おたく」とよく耳にします。
最近ではすっかり市民権を得た感のあるオタクですが、そもそもオタクとは、あまりメジャーではない(または普通は趣味にしない)ことに異常に詳しく、熱く語れる人…ということになるでしょうか。
しかし対人コミュニケーション能力はかなり低い気がします。
その起源(おおげさですが)は1980年代、コラムニストの中森明夫らによって定義づけられたとも言われています。
しかしそのイメージはというと決して世間に温かく迎えられていたとは言えません。それはいい歳をした成人が、本来子供のものであった漫画やアニメ、フィギュアと呼ばれるいわゆる人形やプラモデル(つまりインドア)にその余暇時間のほとんどを費やしていたからです。
私なりに語源を考察してみますと、当初その世界に住まう住人たちの多くが相手を指すとき「お宅は…」という言い回し(まず議論好きも大きな特徴)を多用したか、あるいは自「宅」に引きこもって何かに没頭する様を侮蔑的に揶揄したのか…今となってはわかりません。
21世紀に入りその言葉だけが一人歩きし、クラシック音楽や医学研究、天文学に傾倒する人までも「あの人は天文オタクだから」などと多少好意的?に語られるようになってきました。
そうしてみますと、ひとつのことに傾注し後世の人に恩恵とその名を残した野口英世や天然痘のジェンナー、粘菌の南方熊楠、虫と漫画の手塚治虫などは今でいう立派なオタクということになりませんか?
少し次元の違う喩えかも知れませんが、未来はいつも予想を超えたカタチでやって来ます。
明るい未来を作るグレートなものになるのかどうか、オタクを検証してみましょう。